全10回の連続講義がスタート!
英語で「何かを学ぶ」にチャレンジしてみたかった私、まずは身近な関心ごととして育児について学ぶことにしました。
初回の授業はイントロダクション的な位置づけで、母自身の人格や文化的背景など、自省的な内容が多く含まれました。
📝以下、講義内容のメモ📝
1.誰もが持つ4つの顔
子育てが得意な人、苦手な人がいるわけではなく・・・どのような人でも、潜在的に下記の4つの特性を有しており、状況に応じそれぞれの特性を発現させて行動している、という考え方の説明がありました。これを踏まえて自分の行動を振り返り、4つに分類するワークがありました。
- 養育者 - 養育スキルがあり、面倒見がよく情熱がある。
- 養育される者 - ケアを受けることを求めており、親しみや愛情を求めている。
- 加害者 - 攻撃的で、他者を傷つける。敬意をもって接することができない。
- 犠牲者 - 他人から傷つけられることに慣れ、正当化している。
特に「3.加害者」については注意深い自省が必要とのことです。
2.子育て(Nurtring)の主なスキル
自分の子育てについて、下記の項目について点数をつけて振り返るワークがありました。
- Attachment(愛着)
- Empathy(共感)
- Nurtring yourself(自分をいたわる)
- Gentle touch(穏やかなふれあい)
- Discipline(しつけ)
- Expressing Feelings(感情表現)
- Expectation(期待)
自分と我が子に対し、適切に期待する(過剰な期待を抱かない)
3.子供が必要としていること
- 対話
養育者から、一貫した長期的な関心を受けること - 穏やかなふれあい
脳は触れあいにより刺激を受け成長する - 安定した関係性
- 安全で健康的な環境
- 自尊心、自己肯定感
敬意、はげまし、ポジティブなロールモデルが存在することにより育まれる - 上質なケア
自分がお世話できない時は、資格をもったプロに預ける - 遊び・会話・音楽・読書
★感想
- 育児のスキルに「自分をいたわること」が出てくることに、日本の育児本との違いを感じた。全授業を通して「母親自身が満たされていなければ、子供を満たすことはできない」という前提で書かれている。母自身が意識的に自分を満たすことが、優れた育児テクニックのひとつであるようだ。
- 子供に「適切に期待すること」は、実はなかなか難しい気がする。これはつまり、「我が子を他人と比べない」ことが大事なんだと思うけど、私にとってはなかなか難しい。