アメリカでの主婦生活を淡々と記録するブログ

アメリカ生活の備忘録。育児の思い出記録が中心です。慣れない環境で頑張って生活していますが、喉元過ぎれば自分でも「何を頑張ってきたか」忘れてしまうので、アメリカで頑張って来たことや悩み事、楽しかった思い出の備忘録として書いています。

アメリカ駐在妻は車を運転せずに生きていけるのか?という話

駐在妻の2大サバイバルスキル、運転と英語

私はアメリカに住んでいますが、運転ができません。
渡米2年の感想としては、「運転ができなくても生きていける街はあるが・・・アメリカ生活を楽しもうとすると、やっぱり支障が大きい」と思っています。

そんな運転弱者の葛藤の記録です。

〈目次〉

1. 私の運転能力

日本ではペーパードライバーでした。渡米を前にペーパードライバー講習を受けましたが、運転中の車体のふらつきがひどい、駐車ができない、車線変更ができない… など、あまりに運転技術が低いので、私はアメリカでは運転しないことを決意しました

生活の立ち上げで対処したことは下記のとおりです。

  • 地下鉄駅沿線の「車がなくても暮らせる」と言われているエリアにて、なるべく地下鉄の駅に近いアパートを借りました。
  • 夫は運転を練習して、どこでも行けるようになってもらいました(感謝)。車も最初から買いました。
  • 地下鉄は乗りますが、バスは乗りません(治安の観点)。地下鉄は乗っている人が多いけど、バスに乗るかどうかは人により判断が分かれる印象です。
  • 夫は平日は仕事なので、送迎はできません。

2.「車がなくても暮らせる」街で、運転ができなくて困ったこと

私の住む町は恵まれており、小学校、幼稚園、スーパー、小児科、図書館、日本食スーパー、・・基本的なライフラインは徒歩でアクセスが可能です。

そんな街でも、「やっぱり車が欲しいなぁ」と思ったことの記録です。

 

見返してみると、遊びの予定が多いのですが。駐在生活の中で「子供の友達を作ってあげる(=子供を現地校で孤立させない)」ことにそれなりにエネルギーを使ってきたので、子供のメンタル安定という意味で、私にとっては遊びの予定も結構大事でした

 

(1)平日の習い事、サマースクール【困り度:★★★】

毎日の学校は、とにかく近いところを選んだとしても。習い事やサマースクールなど「子供がやりたがること」の場所は、広域で探した方が、よい教室があったりします。

タクシーに当たるUberは、単発の用事に使うのは良いですが、毎週1回往復でしようとするとなると、結構高額となります。

結果的に、習い事とサマースクールは、徒歩でいける場所に限定しています。

 

(2)雨の日のお迎え【困り度:★★】

朝は夫が車でドロップしますが、帰りは私が徒歩で迎えに行きます。雨が降るときの徒歩帰宅は、全員びしょびしょです。

 

(3)週末に、きょうだい別々の用事が入る【困り度:★★★】

バースデーパーティなど、きょうだいがそれぞれ別の用事を週末に抱えていることがあります。これは車1台だと送迎が成り立たず、いつも頭を抱えます。

車を2台持たないといけない、という問題も出てくるのですが・・・。

 

(4)私の就職活動、ボランティア、ESL、大学【困り度:★★★★】

アメリカで働いてみたいと思っていた時に、就職の求人を見ると、募集要件に「運転ができること」と書いてあったり、そもそも勤務地が車じゃないといけない場所にあることが多数でした。ボランティアやESL、大学でもこれは一緒でした。機会はたくさんあっても、車に乗れないことで一気に選択肢が絞られました

 

(5)ママ友の車に乗せてもらうのが申し訳ない【困り度:★★★】

プレイデートの帰りにUberを呼ぶと「そんなの高いから呼ばなくていいよ、送るよ!」と気を使われてしまいます(チャイルドシートがないから、と言ってUberで帰ります)。

一方的に乗せてもらうことになり申し訳ないし、トラブルになりやすいと聞いているので、できたら人様の車に乗るのは避けたいのですが、、、頑なに断り続けるのも空気を壊す場もあり、悩みは尽きません。

 

(6)現地のママ友に誘われた場所に、行けない【困り度:★★★】

日本人の友達だと、徒歩圏内で遊ぶことが多いので良いのですが。現地の方だと当然に運転ができるので、いきなり「隣町(高速で40分)に遊びに行こうよ!」とか言われたりします。そういうお誘いに、フットワーク軽く対応することができません。

夫を動員しないといけなくて、日程候補が絞られるのでなかなか日程が合わなかったり・・・などです。

おすすめの遊び場、「一緒に行かない?」と聞いてくれたサマースクール・・・行けないことが多すぎました。

(7)買い出し【困り度:★】

夫が運転できたので、週末に買い物に行けば大丈夫でした。日本食含め、概ねの食材が徒歩圏内で手に入る場所に住んでいたこともあります。

アメリカではひとつひとつの商品が、日本よりも巨大なパッケージになっているので、車がなかったり、夫婦どちらも運転されない場合は、買い出しも困りごとになるかもしれません。

 

(8)引っ越しができない【困り度:★or★★★】

子供が学校でトラブルがあったときなど、どうしても引っ越したいケースにて、ママが運転ができないことがネックで今の学区から引っ越せない・・・。という話もよく聞きます。

幸いこれまでは、現在住むエリアで平和に暮らしていますが、もし我が子が引っ越しを検討するようなトラブルに巻き込まれる(or起こしてしまう)ようなことがあったら、途端に私の運転力が問題になってくると思います。

というのも、車がなくても暮らせる街というのは、本当に少ないからです。
我が家も「何かトラブルがあっても、私はこの街から引っ越すことができない」という意識は常に心の片隅にあるため、できる限りトラブルを起こさないように、自分なりに気を使っています。
(大人は気をつけることができても、子供はできないので・・・。トラブルのリスクから完全に逃れることって難しいですね)

 

3.どんまい自分

考えてみると、結構困りごとがありますね。

私は英語も得意ではないので、アメリカでは小学生レベルのキャパで、そんな自分が情けなることもあります。

でも、私が運転をしたら確実に誰かが死ぬと思うので、引き続き徒歩で生きていくことになりそうです。