アメリカでの主婦生活を淡々と記録するブログ

アメリカ生活の備忘録。育児の思い出記録が中心です。慣れない環境で頑張って生活していますが、喉元過ぎれば自分でも「何を頑張ってきたか」忘れてしまうので、アメリカで頑張って来たことや悩み事、楽しかった思い出の備忘録として書いています。

3 Having Appropriate Expectation(適切な期待)

他の子どもと比べない

前回、前々回に引き続き「子供に適切な期待を抱く」ことについて、説明がありました。シンプルながら(私にとって)実行が難しいことなので、心に残ったテーマのうちのひとつです。

📝以下、講義内容のメモ📝

1.子どもの発達についてわかっている4つのこと

  1. 全ての子どもには遺伝よる特徴を持ってはいるが、それでも、幼い子の脳は成長の余地が十分ある。
  2. 全ての子供は、できる事が段階的に増えていく(ある発達段階を飛ばしたまま、突然次の段階に行くことはできない)。
  3. 大人からの「期待」は、子供時代が養育的かどうかに大きく影響する。
  4. どの成長分野においても「平均」の子はいない。子はそれぞれユニークであり、それぞれの得意なことは異なる。同じ家庭内で、すべての子どもが同年齢で同タスクを達成することを期待するのは不適切である

2.親の期待と子どもの自信

  • 親が子に対し、年齢に適した期待を持っていない場合、子は達成感を得られにくく、自信を失う。
  • かなり低年齢の段階から、親を喜ばせることは子供にとって報酬である。子は「自分は親を喜ばせることができる」という点で、自分の価値を認識することができる(自己肯定感が育まれる)。逆も然り。

★感想

  • 我が子を他人と比較することは、百害あって一理なしとわかっていながらも、なかなか実践できません。先取り教育ですごく難しいことができる同年齢児を見た時はなぜか心がざわつくし、きょうだいや親戚間でどうしても子を比較してしまう。やっぱりやめないと!と強く思いました。
  • 「褒めること」の効用については、この後も繰り返し出てきます。
    • 褒められる→自分の力によってポジティブな影響があったことを認識する→自分の価値を感じる、という流れです。
    • 子供は「親に言語化してもらわないと、その事象を認識することができない」んだな、と強く感じます。素晴らしい長所をもっている子でも、その長所を親が定義して言語化してあげないと、長所の存在に気付かないまま大人になってしまうんだな、と理解しました
    • 「子供を褒めよう論」には漠然と同意していたけれど、より納得感を持って同意することができるようになりました。