アメリカでの主婦生活を淡々と記録するブログ

アメリカ生活の備忘録。育児の思い出記録が中心です。慣れない環境で頑張って生活していますが、喉元過ぎれば自分でも「何を頑張ってきたか」忘れてしまうので、アメリカで頑張って来たことや悩み事、楽しかった思い出の備忘録として書いています。

6 Spoiling Children(子供を甘やかすこと)

子供を「甘やかす」ことについて

最近は自分の子供の年齢が上がってきたこともあり、各家庭の育児方針の違いを感じる機会も増えてきました。自分自身も、子への接し方に悩むことも増えてきたように思います。自分の直近の悩みと近い、興味深い講義でした。

📝以下、講義内容のメモ📝

1.欲求不満の子供(Needy)

一般に、下記のような要因により、子供の欲求不満が加速する。

  1. 子の欲求を親が全て満たしてしまい、自ら主体的に行動する事がない。
  2. 何らかの理由で子の欲求が満たされない。(子だくさん、年の近すぎるきょうだい、片親、共感性の乏しい親、子どものように欲求不満な親などの影響)

2.駄々っ子(Spoiled Children)

駄々っ子は自分の欲求が満たされ得ることを信じることができず、幼稚な性格であり、自分の所有物を独占したがり、自己肯定感が低い等の特徴があります。駄々っ子と一緒にいることは容易ではなく、周囲の人間を披露させますが、駄々っ子自身はそのことに気づくこともできません。

長い道のりではあるが、自力で何かを成功して達成感を得る事で、自己肯定感を育むことが必要となります。

 

3.駄々っ子はいかにして生じるか?

  1. 親が全てやってあげてしまい、子が自らするべき事がない。
  2. 親が子の要求を予測してしまい、子が自ら要望を口にする事がない。
  3. 起きている時間は全て親子が一緒におり、母子分離できない。
  4. 泣いた時にしか子供を抱かない。
  5. 家庭のルールが一貫せず、子は何をしたら良いかわからない。

 

4.「甘やかし」に関する嘘とホント

  1. 子が泣いたら抱っこすると、甘え癖がつく
    嘘。泣いた時しか抱っこしないと、要望を伝える時に泣く癖がつく。泣いてない時にも抱っこすべし。(目安として、泣いた時に1度抱っこするなら、泣いてない時にも2回ほど抱っこするイメージ)

  2. 癇癪は甘えである
    嘘。幼い子が欲求を強く表すのは一般的なこと。待つことも難しい。少しずつ制約を増やし、徐々に長い時間待てるようになるとよい。

  3. 小さな子は自分のことを何ひとつ自分ではできない
    嘘。身の回りのことを自分ですることで、子はより自分の力を実感できるし、身の回りの環境をコントロールできる。これらは子にとって喜びである。

  4. 子が駄々をこねたので、厳しく接する必要がある。
    嘘。厳しくすると、より拒絶と闘争を生み、子は短気になる。愛と情熱を持ち、ファミリールールを伝えることで対処すること。

★感想

  • 子供の欲求不満の原因として「共感性の乏しい親」「子供っぽい親」が入っていたことにギョッとした(私自身が子供っぽいかもしれない・・・)
  • 我が子もよく駄々をこねるので、結構厳しくしていたが、どうやらその方法は良くないらしい。ファミリールールを伝えるだけで子供がすんなりいうことを聞いてくれるイメージが湧かない🥹根気強さが必要ってことかな。