アメリカでの主婦生活を淡々と記録するブログ

アメリカ生活の備忘録。育児の思い出記録が中心です。慣れない環境で頑張って生活していますが、喉元過ぎれば自分でも「何を頑張ってきたか」忘れてしまうので、アメリカで頑張って来たことや悩み事、楽しかった思い出の備忘録として書いています。

18 Using Rewards to Guide and teach Children(ご褒美を使った指導)

しつけの中での「ご褒美」

親の中でも考え方が分かれる「ご褒美」の在り方について講義がありました。

1.Consequences(結果)とは?

何らかの行動に付随する成果のこと。子供は自分の良い行動・悪い行動を識別し、自分の行動に責任をもつことを学ぶ。

 

2.Rewards(ご褒美)とは?

  • 適切な望ましい行動をとった場合に与えられる、前向きな結果。次回も望ましい行動をとることを促す目的で与えられる。子供たちは、自分の行動で親が喜んだことを知ることができる。
  • 時折、罰だけを与えて褒めない家庭があるが、この場合下記のデメリットがある
  1. 親の注目をひくために、望ましくない行動を繰り返す。
  2. どのような行動が望ましいのか、わからないままになる。

家族のゴールは協力して行動できるようになることであり、親の指示に服従することではない。

3.ご褒美の始め方

ベストなご褒美は、誉め言葉と穏やかなふれあいである。これらは産まれた直後から行うことができる。穏やかなふれあいは脳の発達と、親子の絆の強化に資する。
2歳頃からは、シールをあげるなど、わかりやすい報酬を用意するとよい。子供は褒められることが好きなので、自己肯定感を育むことに資する。

4.ご褒美の種類

  • 誉め言葉
    • 簡単かつ最も強力なご褒美
  • 穏やかなふれあい
    • おだやかにハグ、背中のマッサージ、頭をなでるなど。
  • 特権を与える
    • いつもより長くテレビを見られる、絵本をもう1冊多く読める、少し遅くまで起きていてもよい、など。
  • 物を与える
    • シールやおもちゃを与える
  • 許可(お小遣い)
    • 自由に使える権限を許可する。少し年齢が高めの子に有効。
    • 究極のゴールは、賢いお金の使い方を学ばせること。家事のお手伝いのご褒美に、自由に使える金銭を与え、賢く使う方法を学ばせること。

5.講義内での質疑

  • 毎日ご褒美をあげてもよいのか?
    • 毎日与えることは問題ではない。子が目標を達成してしまったら、目標をより複雑にすればようだけ(チェックリスト化など)
  • ご褒美は自発的モチベーションを阻害するのでは?
    • そう思うのなら、自発的モチベーションが保てないときにご褒美を上げるとよい。

★感想

  • なぜかこれまで、ご褒美を肯定的に受け止められなかった私ですが、ご褒美を肯定的に考える講義に触れ、なるほどと思う部分が多くありました。
  • 特に「罰だけでは、何が望ましい行動なのか理解できない」という点に、最も納得しました。ご褒美をもらい、親の喜ぶ顔を見て、子は自分の行動が正しかったことを学ぶわけですね。そしてご褒美の種類も私が考えていたよりも結構幅広く・・・誉め言葉やふれあいも、子にとっては立派なご褒美ですよね。なるほど。