アメリカでの主婦生活を淡々と記録するブログ

アメリカ生活の備忘録。育児の思い出記録が中心です。慣れない環境で頑張って生活していますが、喉元過ぎれば自分でも「何を頑張ってきたか」忘れてしまうので、アメリカで頑張って来たことや悩み事、楽しかった思い出の備忘録として書いています。

17 Developing Family Morals and Values(家族で共有する道徳心と価値観)

アメリカ流「家訓」

日本でいうところの「家訓」だと思うのですが、Family Morals について講義がありました。

1.Family Moralsとは

何が正しく、何が正しくないかの信条であり、しつけの基盤となるもの。
子供が最初の5年間で学ぶ
例:他人に親切にして、尊厳をもって接すること
  自分のもの以外を持ち去ってはいけないこと
  家庭内のルールに従い、協力して行動すること

道徳心はどこで形成されるか?

・両親
・親戚(祖父母、叔父叔母)
・きょうだい
・学校
・同僚
・メディア(両親は、子供が見ているテレビ番組、映画、ゲーム、音楽、インターネットについて把握しておく必要がある
・教会


2.Family Valuesとは

  • その家族が価値があると思っている道徳的事項であり、伝統的価値観や、宗教にも影響される。
  • おもちゃの扱いや、食事を通して親から教わることが多い。
    (生徒でディスカッションをした時も、「食事の時はテレビを見ない」など、
     食事にまつわることが多かった。)
  • 当然、親も同じルールを守っていなければならない。兄弟喧嘩を止めるのに、親同士は喧嘩しているということは、あってはならない
家族のルールはどこで習うか
  1. 両親に直接教わる
  2. 両親同士の関わり合いを観察して学ぶ

 

3.家族のルールの作り方

  1. 家族全員参加する
  2. 問題だと感じる行動を共有する(非難や粗探しは避ける)
  3. 大きな紙とマジックペンを用意する。紙を半分に分けて、片方に「やるべきこと」、反対側に「やるべきでないこと」を描く。
  4. ルールの案をたくさん出す(ブレインストーミング
  5. ルールは単純で具体的なものにする
  6. ルールは最大で5~7にとどめる
  7. ルールを守った時のご褒美、守れなかった時の罰を決める。ご褒美と罰は、ルールには意味があるということを学ぶ道具となる。
  8. ルールを復習する定例ミーティングを持つ。

 

★感想

  • 家庭は子供にとっての最初の社会、とよく言いますが、家庭も民主主義・法治国家であるべきですね。我が家で家族会議をしたらとんでもないルールがたくさん提案されそうです。もう少し子供たちが意思疎通が取れるようになってきたら挑戦してみたいです。
  • モラルに影響するもの「メディア」。ここでも出ましたスクリーン規制問題。確かに、私が子供の時代はyoutubeがなくてテレビぐらいだったから、どんな番組を見ているかは母に把握されていた。やはり動画視聴を子供に任せてはいけないということなんですね。