子供の行動を改善したいときの注意
子供の行動を改善したい時の「伝え方」についても講義がありました。
1.批判と対立の違い
相手の行動に改善を求めたいときに取る行動には、以下の2つに区別できる。
- 批判(Criticism)- 言われた相手の気持ちを考えずに改善を求めること
- 対立(Confrontation) - 言われた相手の気持ちを考えて改善を求めること
批判(Criticism)
- 言葉の暴力であり、言われた相手を傷つける。
- ダメだったということは伝わるが、どう改善してよいのか伝わらない。
- 言われた側は保守的になり、何もしなくなり、何も話を聞かなくなる。やがて言われた側も起こり始め、喧嘩になる。
(例)
- おまえはだらしない。この汚い部屋を見て?あなたは豚か何かですか?
- 今何やった?こんなことをするなんて、産まれてこない方がよかったね。
- おまえの口は、動物の死骸の臭いがする!スカンクでも食べた?
対立(Confrontation)
- 相手の気持ちを考えながら発言する必要があるが、これがそう簡単ではない。自分の感情と言葉をよくコントロールする必要がある。
- 相手を言い負かすのではなく、相手を人間として尊重する。
(例)
- この部屋を片付けるべきだし、あなたが家族のルールを守らないことが残念だ。
- あなたは間違った選択をしたようだ。弟を叩くことは許されない。10分間のタイムアウトが必要だ。
- あなたは歯を磨いたほうが良い。
2.批判よりも対立のほうが優れている理由
- 他者を尊重することを学べる
- 傾聴の姿勢を学べる(批判は相手の言い分を聞いていないが、対立は相手の言い分を聞かないと成立しない)
- 改善策が相手に伝わる(批判では、どう改善すべきなのか伝わらない)
★感想
- こうして講義で言われると素直に納得できるが、毎日子供と接していて疲れていると、適切な注意の仕方を実践できないことがある。
- 私も「批判」しちゃってるかも!?と思ったが、テキストの批判の例示をみたら、言葉が辛辣すぎて爆笑してしまった。流石にそんな酷いことは言わない😂