アメリカでの主婦生活を淡々と記録するブログ

アメリカ生活の備忘録。育児の思い出記録が中心です。慣れない環境で頑張って生活していますが、喉元過ぎれば自分でも「何を頑張ってきたか」忘れてしまうので、アメリカで頑張って来たことや悩み事、楽しかった思い出の備忘録として書いています。

アメリカでReadingを習う@5歳児(Kinderdarten)

息子がReadingを習っているようなので、そのサポートがしたい

英語ゼロのまま現地幼稚園のPre-Kに入園した息子ですが、今年度はKindergarten(小学校0年生)に進級しました。

年度初めの保護者会では、Kinderの目標は「卒業時に英語を読めるようになること」と聞き、ハードルの高さを感じていましたが…。

今回、先生との面談があったので、日頃のReadingの授業をどのように教えてくださっているのか、詳しく聞き取ってきました。

<目次>

1.Kinder昇級前の英語学習

昨年度は英語ゼロでPre-Kに入園しましたが、下記のような内容を行っていました。(実際はもう少しやっていたかもしれませんが、親の私が知っている限り…。3歳児向けの内容からスタートしていたと思います。)

★Work
  • 自分の名前を英語で書けるようにする:とにかく反復反復‥‥
  • アルファベットの書き取り:これも、とにかく反復反復。
  • phonicsカード
    • 実際の教材はこちらとは異なりますが、3文字単語と絵を照合するツールで、phonicsを学んでいました。
    • 慣れてくれば、猫の絵を見て"Cat"を自分で作れるのかと思います。
    • まずは、
      ①Cat”のカードと、犬と猫と豚の絵のカードを並べ置く 
      ②Cの音は「クッ」だから、豚(ピから始まるpig)と犬(ドから始まるdog)は違う。正解は猫(cat)である、と理解 
      ③猫のカードを選ぶ、・・・的な使い方から始まりました。
★日常英会話
  • プレイデートをしてお友達を作ってあげる
    • 上記のphonicsカードに至るまでにも、一定の単語量(上記の例であれば、catとpigとdogくらい)が必要になります。とにかくお友達を作り、自宅で英語を使い、英語に触れる量を維持するようアドバイスされました。
  • 夏休みにサマースクールに通う
    • アメリカでは6~8月の3か月間が夏休みです。この期間は、様々な幼稚園・習い事教室・学校が夏期講習のような短期学校を実施しており、これをサマースクールと呼びます。
    • Kinder昇級前の夏休みは、できるだけ長い期間サマースクールに通い、英語に触れる量を落とさないようアドバイスがありました。
    • 結果、3か月のうち2か月はサマースクールに入れ(学費が痛い!)、残る1か月は日本に一時帰国しました。それでもKinder最初の1か月は英語力が落ちていたそうで、子供も「英語がわからないので学校に行きたくない」ということがありました。
    • それでも、新学期明けて1か月もすると英語力は戻り、子供も文句なく学校に通うようになりました。先生曰く、この3カ月の夏休みで1年分の英語が全て抜けるケースもあるとのことでした。。。

2.文章の書き取り(Morning Sentence)

  • 毎朝Morning Sentenceとして、英語の文章の書き写しを行います。息子の場合、時に、難しくて口語で使えないような文章も含まれていたりして心配になりますが、これはこれでいいんだそうです。
  • この英文の中で、Sight Words(後述)は強調して読み上げられるそうです。
  • 現在、Kinder昇級後2か月経過。字がきれいになってきたのと、文章を書くことが好きになってきたのが、良い効果だと感じています。親に「お友達に手紙を書きたいので、文章のお手本を書いて」と言って、自宅で英文を書くこともあります。

3.アルファベット26文字のPhonics

  • 一番最初は、アルファベット26文字の持つ音を覚えます。そして、その26文字さえ覚えていれば読める簡単な本を読むことに挑戦します。
  • この「簡単な本」はいろいろ種類がありますが、息子の学校はこちらの本を使っていました。
  • 慣れてきたら、読んだ本の内容を書写するようです。

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4.blends(連続子音)

  • アルファベット26文字に慣れてきたら、今度は「sh-」「ch-」などの連続子音(Blends)を覚えるようです。 
  • 「Blend chart」で検索すると、アメリカのホームスクールママ達が作成したサイトがたくさん出てきます。
  • 先生に「おすすめの教具はありますか?」と聞いたところ、特段有名なものがあるわけではないというお答えだったので、今後のサポートのため、自分で検索してこの2つを購入しました。
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5.Sight Words(Phonicsの例外ワード)

  • 頻出でありながらPhonicsのルールに当てはまらない単語(Sight Words)は暗記するしかないそうです。
  • 日本の常用漢字が、頻出で簡単なものから「1年生で習う漢字」と指定されているのと同様に、Sight wordsにも学年ごとのリストや補助教材(フラッシュカードなど)があります。
  • 息子の学校でも、フラッシュカードを使用することはあるようですが、毎日のMorning Sentenceの中で出てきたものを教えるのがメインのようです。(暗記させるのではなく、日常使用の中で何度も意識させるスタイル)
  • これも自分で検索して、こちらを買いました。フラッシュカードの他、Sight words readersという、覚えたいサイトワードを頻出させた簡単な本も買いました。
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6.これら(2.~5.)の反復

  • 意外だったのが、これらを反復して、少しずつ難しい本にレベル上げすることで、語彙や発音数を増やして、読める単語を増やしていくことでした。割と初期からReadingをさせてしまうし、そのための極めて簡単な本がたくさんあるのです。
  • 自宅でサポートしようと考えていた時は、
    ①まずサイトワードやphonicsを覚えきる
    ②それからReadingに挑戦する、という順番で考えていましたが、
    実際は 
    ①簡単なサイトワード(phonics)を教える 
    ②教えたサイトワード(phonics)しか出てこない簡単な本を読む 
    ③語彙数・発音数を増やし、読める本を増やしていく、という順番のようです。

7.おわりに

  • 日本でもおうち英語が流行っているので、こういったサポートを渡米前や渡米初期にしていたら、もう少し違ったのかもしれませんが…私にそういった知識がなく、現地のアメリカ人と同じKinderからのスタートになってしまいました。
  • 卒業時に読み書きがどの程度できるようになるかはわかりませんが、息子のストレスにならない程度にサポートしていけたらと思います。