アメリカでの主婦生活を淡々と記録するブログ

アメリカ生活の備忘録。育児の思い出記録が中心です。慣れない環境で頑張って生活していますが、喉元過ぎれば自分でも「何を頑張ってきたか」忘れてしまうので、アメリカで頑張って来たことや悩み事、楽しかった思い出の備忘録として書いています。

渡米1年3か月経過、5歳児と3歳児の現在の様子

先日、子供達の学校で保護者面談があり、担任の先生からフィードバックを受けました。現地校に通って1年3か月経ちました。子供たちの頑張りを忘れたくないので、記録に残します。

<目次>

1.息子(5歳、Kindergarten)

★これまでの過ごし方
  • 英語ゼロの状態で現地校Pre-Kに入学。お勉強(work)時間多めのモンテ園。週末に日本人幼稚園(週1日)の週6通園生活。
  • 午前クラスは日本人ゼロ、午後クラスで日本人1名が一緒だった。別クラスには日本人がもっといたので、放課後は同じ学校の日本人と公園に行くことが多かった。
  • 多くはないがネイティブの友達もいて、細々とプレイデートも続けていた。
  • 夏休みは4種類のサマースクールに参加。
★現在の状態
  • 今年度は本帰国・卒業で日本人のお友達がぐっと減り、ほとんどの時間をネイティブと一緒に過ごしている模様。
  • 集団活動や勉強(work)には問題のないレベルのリスニング力が身に付いた。
  • スピーキングを含めたお友達との関わりも、1on1の会話であれば、誰とでも普通にコミュニケーションが取れる模様。一方で、3人以上になるとスピーキングが追い付かないことがあるようで、3人以上の会話に苦手意識がある。
  • 英語は文章で話し、日常で出てくる会話については、文法の組み立ても概ね正しい。踏み込んだ会話(相手の言ったことを深堀りする質問、読んだ本の内容など詳細なことを確認する質問)だと、文法や語彙が追い付かない
    • この場合、相手が聞く姿勢を持ってくれれば会話が成立するが、子供同士だと聞く姿勢は持ってもらえないため、会話が長く続かない。
    • 先生や大人が相手であれば、相手が聞く姿勢を持ってくれることが多いので、会話が成立する。
  • ネイティブのお友達の英語力が、4~5歳で格段に上がるように感じる。3歳くらいだと、ネイティブの子でも、会話がゆっくりな子がいるが、今年は一気に会話スピードも内容も複雑になり、同年代のネイティブについていくことのハードルが上がってきた
  • スポーツ等の言葉を使わない遊びをするorノンネイティブで一緒に遊ぶ、等の解決策が考えられるが、もともと本人がスポーツがあまり好きでないことも関係し、お友達作りにおいてはなかなか厳しい環境の中毎日頑張っている。
  • ここまで学校に慣れるまでは数々の苦労があり、Pre-Kの1年間は、学校に慣れることが最大の目標であった。逆に言うと、それ以外のことが全くできなかったので、気づいたら周囲のお友達がPre-Kの1年間の間に、サッカーやバスケ、音楽系の習い事など、いろいろと得意なことを身に着けていた。

2.娘(3歳、Pre-K3)

★これまでの過ごし方
  • 英語ゼロの状態で、現地の小規模保育園に入園(週5日、2歳クラス)。日本の年少学齢に達した時点で、日本人幼稚園(週1日)も始まり週6通園生活。
  • 現地保育園には行っていたが、同じクラスに日本人のお友達がおり、お友達との会話はほとんど日本語で過ごす。
  • 夏休みは、それまで通園していた現地保育園のサマースクールに、引き続き通う。
  • 2023年9月より、5歳兄と同じプリスクールの三歳クラスに転園。
★現在の状態
  • 兄と同じプリスクールに入園し、スムーズに馴染んだ。日本人と非日本人の区別があまりないようで、ネイティブで仲良しの女子が何人かいる模様。
  • 3歳だと、他の子もまだあまりお友達もいないし、ネイティブでもあまりしゃべらない子もいるので、兄と比べると随分とお友達作りのしやすい環境だったと思う。
  • 家で英語を使って会話をしてみると、あまり理解できていないことが多い。しかし「他人に合わせて行動する」のが得意なので、集団生活で問題を起こさない。故に先生からは「英語ができている」という評価だが、親としては甚だ疑問(英語力の評価というのは、案外曖昧なものだと感じる)。
  • 息子での経験を踏まえると、娘もどんどん英語力を上げていかないと、来年あたりコミュニケーションがついていけなくなるだろうと懸念。

 

3.親としての反省点

  • 現地校に適応できるかどうかは、本人の性格が最も大きい要素であると感じる。娘は他人に合わせるのが得意なので、どこに行ってもすぐ適応するが、息子はそれが苦手で、環境の変化の度に大きな混乱が伴う。娘に関しては、アメリカに連れてきてよかったと感じるが、息子に関しては、不要な混乱と苦労をさせてしまっていることを申し訳なく思う。(つまり「家族で海外に帯同すべきか?」と答えは「子の性格によりけり」という答えなんだと思う。)
  • 息子に関しては、「異なる環境への適応」という、本人の苦手とすることをよく頑張ってくれたことはとても立派だと思う。しかし英語に集中した分、4歳時代にできた他のこと(主にスポーツ)が日本の子供たちの水準に達していないように思い、それも申し訳なく感じる。
  • 我が家は日本人の多いエリアに住み、子供は日本人の多い学校に通った。
    • メリット
      • 年齢相応の遊びができる相手がいること。幼児の場合、年齢相応の遊びを経験することも、発達上重要と感じます。英語だとそもそも年齢相応のコミュニケーションを取れないので、これが不足します。日本語で遊べるお友達がいてありがたかった。
      • 特に集団生活のデビュー段階で、日本のお友達にかなり助けてもらった。駐在年数にもよるが、英語に徐々に慣れていけるのは本当にありがたかった。
    • デメリット
      • 英語の習得はどうしても遅い。駐在期間が短い場合は、日本人の少ない地域を選ばないと、英語を習得する前に帰国することになるかもしれない
      • 「日本人って日本人同士でつるんでて、3年くらいで帰国するよね」という認識が、現地のネイティブに既に浸透しているため、あまり興味を持ってもらえない

4.私が感じる、アメリカの幼稚園選びのポイント

  • 園生活の快適さを左右するのは、先生たちの親切さや、同じクラスのメンバー(日本人がどれくらいいるか、非ネイティブがどれくらいいるか)だったりするので、見学や口コミで見極めるのは困難。
  • ネイティブは合わなかったらどんどん転園してゆく。契約書をよく比較して、退園時の規定を確認の上「辞めやすさ」も見ておくとよい。