アメリカでの主婦生活を淡々と記録するブログ

アメリカ生活の備忘録。育児の思い出記録が中心です。慣れない環境で頑張って生活していますが、喉元過ぎれば自分でも「何を頑張ってきたか」忘れてしまうので、アメリカで頑張って来たことや悩み事、楽しかった思い出の備忘録として書いています。

年子育児でよかったこと withほぼ4歳と5歳

1歳7か月差のきょうだいを育てています

我が家には1歳7か月差の年子きょうだいがおり、上(男の子)が5歳、下(女の子)が3歳(ほぼ4歳)になります。
これまで、いいことも大変なことも、いろいろなことについて「年子だからだね!」と言われることがありました。ちょっと振り返ってみようと思います。

<目次>

1.個人的には、ずっと年子育児が嫌でした

(1)下の子が0~1歳:めっちゃ大変

下の子が1歳になるぐらいまでは、本当に忙しかった。
何が忙しかったか?記憶も怪しいですが、かろうじて覚えていることを書きます。

  • 上の子(1歳)が、新生児の授乳に嫉妬し、赤ちゃん返りして大荒れ。私は上の子のケアに集中、下の子はパパが在宅勤務の片手間で育てる
  • 疲労により母乳が自動停止、下の子の授乳は2か月で終わる。(コロナにより保育園が登園自粛状態になり、1歳と新生児を3か月ほど自宅保育しました)
  • 下の子がつかまり立ちができるようになる(9か月~1歳)までは、お風呂での転倒リスクが高い。毎日お風呂時間はハラハラ。できるだけワンオペお風呂は避けたかった。
  • 下の子が5か月のときに離乳食がスタート。この時上の子はまだ幼児食を食べていた。よって、毎日3種類の食事(大人用、幼児食、離乳食)を作る必要があった。上の子の偏食時期も重なり、それも考慮する必要があった。
  • 上の子に、知育っぽいことを全くできなくなった。辛うじて絵本を読んでいる程度。靴の着脱など着替え、スプーン遣いなど、日常生活動作は保育園で教わってしまった。
  • 上の子のイヤイヤ期が、他のお子さんと比べてかなり強烈だった。しかし、もしイヤイヤ期を経験してしまってからだったら、私は第二子を希望しなかったかもしれない。そういう意味では、第一子のイヤイヤ期の時に、既に第二子がいてよかったのかもしれません。
(2)下の子が2歳:やっぱり大変
  • 上の子も、下の子も、どちらもママとしか遊べない。かつ、2人のやりたい遊びが違って、それを擦り合わせることができなかった。結果的に、聖徳太子のように、同時に2つの遊びをやっていることが多かった。これが精神的に苦痛だった。
  • 工作など「子が2人とも一緒にできる遊び」を考えようと努力していたが、遊びのアイディアがそんなに湧かなかったし、苦労して準備しても、やり始めたら一瞬で終わってしまうことが多かった(2人とも小さいので、長い時間集中できない)
  • よかったことは、保育園の延長保育の時に、寂しい思いをすることが少なかった(であろう)ことです。いつも2人で仲良く、先生にチヤホヤされながら延長保育を利用していました。
  • (このときちょうど渡米しました。育児が大変すぎるので、下の子も保育園に預けた。かなり保育料がかかり、経済的に負担が大きかった)
(3)仕事と家庭、どっちつかずの自分が嫌でした
  • そもそもなぜ年子かというと、①仕事面で中堅になってから、遅めに第一子 ②できるだけブランクを短くし、かつ、妊娠可能性を高めるため早期に第二子、ということで、激務系ワーママであった私のキャリアの事情から、年子きょうだいとなりました。
  • しかしその後、晴天の霹靂で夫のアメリカ駐在が決まりました。周囲にいる奥様(専業主婦など、家庭重視の方が多い)は、3歳以上の年の差で丁寧に子育てをされている方が多かったです。
  • 私は保育園頼みで「なんとか育ててきた」状態で、激務ワーママ界隈ではそういう家庭も珍しくなかったのですが、全く異なる世界に来てしまい、カルチャーショックを感じました。全く丁寧に育ててこなかった自分の子供に申し訳なく思いました
  • 「2人とも保育園に入っている時期に、また仕事に集中しよう」と思っていたのに、実際はその黄金期間(子が両方とも保育園に入っており、働く環境が充実している期間)が丸ごと駐在になってしまいました。
  • 計画が崩れ、低年齢年子育児の大変さだけが残り、「悪いところ取り」になってしまった自分。計画性のなさや、人生選択のブレのツケがきているような気持になりました

2.あれ、ちょっと楽かもしれない:下の子が3歳

  • 下の子が3歳になったときに、徐々に、子供たちだけで一緒に遊べるようになりました。私は気配を消し、家事に集中します。「子供たちの遊び相手」から、かなり早めに卒業しました
  • 2人まとめて、同じ幼稚園に入れました。下の子は、上の子がいるおかげで、幼稚園への馴染みがかなり早かったように思います。(園内では一緒に遊んでいないようですが・・)
  • 上の子の友達と一緒の時も、下の子の友達が一緒の時も、全員まとめて一緒に遊べます。
  • 「お友達付き合い」の練習を家庭内でできます。年が離れていると、上の子がお世話係っぽくなってしまい、同年代のお友達付き合いとはまた違った雰囲気になるのではないかと思います。

3.勉強を教えやすい

  • 上の子に教えていることを、一緒に下の子にも教えてしまいます。
  • 上の子が勉強に興味を持たなかったときには、下の子に教えます。下の子ができてくると、上の子もなんだか悔しくなって、また興味を持ちます
  • 知育系の遊び(かるたなど)が、みんなで一緒に楽しくできます。
  • 博物館など行ったときに、一緒に同じものをみることができます。(どちらかにとって簡単すぎる・難しすぎる、といったことが、あまりありません。)

4.子供のメンタル面によい

  • 学校でも「絶対にひとりにならない安心感」があると思います。
  • 下の子は、「〇〇くんの妹」ということで、どこに行っても自己紹介いらずで、得をしています。上の子も、下の子の遊びの誘いについていったり、下の子の呼ばれた誕生会に便乗して参加したり、得していると思います。

 

5.大変だったなぁ。でも、我が家は年子でよかった

  • つい半年くらい前までは「大変だなぁ」という気持ちの比重が重く、子が誕生日を迎えるたびに「まだこんなに辛いのか」とこっそり涙しました。
  • 子が両方幼稚園に入ってからは、きょうだいで一緒に遊んだり、お互いに刺激を受けあって勉強に興味を持ったり・・・と、親だけでは出せなかった相乗効果を感じます。
  • 何より、育児の大変さは1歳以降にあると思うので、第一子が0歳のうちに第二子を妊娠してしまわなければ、我が家は永遠に第二子を産む勇気が持てなかっただろう、と思うので、我が家には年子がマッチしていたと思います。