アメリカでの主婦生活を淡々と記録するブログ

アメリカ生活の備忘録。育児の思い出記録が中心です。慣れない環境で頑張って生活していますが、喉元過ぎれば自分でも「何を頑張ってきたか」忘れてしまうので、アメリカで頑張って来たことや悩み事、楽しかった思い出の備忘録として書いています。

自由の女神は笑っていなかった

いつかは行こうと思っていた「自由の女神

さて駐在も(たぶん)ラスト1年、未消化todoのリストをこなしてまいります。
重い腰を上げて、自由の女神様を見に行ってきました。

<目次>

1.戦没者記念碑

駐車場から歩いていく途中、フェリー乗り場の直前に戦没者記念碑がありました。

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2.フェリー「Ms.Liberty号」

フェリーは時刻指定があり、平日であっても満員でした。中には椅子もありましたが、往路はみなさん女神の写真が撮りたいので、立って看板に上がっている人が多かったです。
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フェリーから見るマンハッタン島がきれいでした。なぜかカモメが船を追いかけてきます。
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本当はフェリーからもすごくきれいに女神が見えるのですが、娘のお守りのおかげで少ししか見られず・・・

 

3.上陸。たっぷり女神さまを見ることができます

フェリーを降りると少し歩いて、女神の台座の中に入りに行きます。道すがら、最もきれいに女神が見えるので、みなさん止まって写真を撮っていました。
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4.台座より見上げる女神

エレベーターで5階分あがり、台座部分に到達することができます。台座から眺める女神は中途半端でこんな感じです。どちらかというと、マンハッタン島の眺望を見るための展望台のような役割です。1か月以上前に予約が必要と聞きますが、80段以上の階段を上ると、女神の冠に入ることもできるみたいです。
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5.自由の女神博物館

建築史やモチーフについて解説のある博物館が併設されています。

もともと自由の女神アメリカ独立100周年にフランスから送られたものですが、デザインはフランスの画家ドラクロワが描いた、フランス独立戦争をモチーフにした「民衆を率いる自由の女神」を参考にしている旨の解説がありました。
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博物館のギフトショップではたくさんの絵本。

自由の国アメリカをあらわすモチーフとして、子供のおもちゃ等にも使用されている旨の展示がありました。
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フランスから寄贈された当時の「初代のトーチ」の展示がありました。
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自由の女神の実物大の顔もありました。

フランス人にとって、自由は革命で「勝ち取ったもの」であり、自然と降ってきたものではありません。厳しい表情をしていることにも納得でした。事実、アメリカは自由の国ではありますが、同時に自助と自己責任の国でもあるので、自由とは、厳しい一面もあるように思います。女神がヘラヘラと笑っていないことについて、深く納得しました。

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このほか「エマ・ラザラスの詩」について解説があったり、帰りのフェリーの途中には移民博物館のあるエリス島があったり、かつて「移民国家アメリカの歴史」という本で学んだ内容が解説されている場所が多数あり、「ああ~~じっくり見たい!」と思いましたが、そこは子連れなので諦め。

しかし、この自由の女神が笑っていない」という事実は、強烈に自分の中でインパクトがありました。自由の大切さ(当たり前のことではなく、戦って手に入れたものであること、厳しさ(自己責任とのセット感)を象徴しているように感じます。きっと一生忘れないと思います。

【関連】

nazekadcniimasu.hatenablog.com