<目次>
1.President Day とは
アメリカでは2月の第三月曜日はPresident Dayという祝日となっています。
元々、初代大統領ジョージ・ワシントン(2月22日生まれ)と第16代大統領エイブラハム・リンカーン(2月12日生まれ)が2月生まれであり、この偉大な2人の大統領の功績をたたえ、その誕生を祝う趣旨の祝日だそうです。
2.National Portrait Galleryのファミリーイベントに行ってみた
著名人の肖像画を展示するNational Portrait Galleryでは、大統領の肖像画を展示するコーナーが有名ですが、プレジデントデーでは家族向けの工作イベントをしているようでした。
(1)大統領の肖像画づくり
好きな大統領の肖像画を作り、たくさんのモチーフを切り張りして自分のお気に入りの肖像画を作る展示がありました。
息子は「ジョージしか知らない。ジョージがいい」とジョージ・ワシントンを選び、娘はここで初めてリンカーンを学びました。
(ジョージと呼ばれるとピンときません。おさるのジョージを思い出します。)
息子の学校では、プレジデントデーに先立ってジョージ・ワシントン説明を受け、さんざんジョージ塗り絵をしていたので、さすがに覚えたようです。
日本で例えるなら、みんな伊藤博文の塗り絵をしているようなものでしょうか?
やはりアメリカにおけるPresidentの立ち位置は独特だな、といつも思います。
(2)リンカーンの帽子づくり
使い捨てのお皿と画用紙を材料に、リンカーンの帽子を作りました。リンカーンは帽子の中に手紙を入れていたエピソードが有名なので、この紙帽子の中にもURLコードが貼られており、手紙が読めるようになっていたみたいです。
(持ち帰るのが大変で、コードを読む前に道のごみ箱に捨ててしまいましたごめんなさい・・・。)
(3)Fife and drum corps(鼓笛隊)
アメリカの歴史名所やパレードでよく見るこの鼓笛隊は、Fife and drum corpsというようです。もとは中世ヨーロッパの軍隊に含まれていた鼓笛隊で、準備や実行の合図、時刻の伝達、行進中の音楽を奏でる役割があったようです。
アメリカでも独立戦争~19世紀ころまでこの鼓笛隊があったため、歴史を振り返るセレモニーではよく登場します。
(フォート・マクヘンリー要塞や、ジョージ・ワシントンの邸宅マウント・バーノンでも見ました。いずれも今回と同様、子供たちが演奏していました)
メインの旋律を奏でるのはFifeという小さな笛で、ピッコロのような音を奏でます。
3.National Portrait Galleryはチャイナタウンにあります
帰り道にチャイナタウンのハーゲンダッツでアイスを食べました。チャイナタウンでは、多くのお店の看板が中国語になっています。
4.President Dayといえば、マットレスのセールらしい
アメリカ的には2月はタックスリターン(確定申告)の時期で、実はセールが美味しい時期なんだそうです。なぜかこの時期に毎年マットレスがセールを行うそうで、これはこのタックスリターン(税の還付金)を狙ってのものではないかとのことでした。