スミソニアンアメリカ歴史博物館にて、特に好きだった展示について、6つの記録を残しています。
- ①Many Voices,One Nation
- ②American Democracy
- ③The Price of Freedom ←今回はコレ
- ④The American Presidency
- ⑤The First Ladies
- ⑥The Star-Spangled Banner
以下はスミソニアンアメリカ歴史博物館で、3階東にある「The Price of Freedom」を見た時の記録です。こちらは、アメリカの戦争史の展示のコーナーです。
今回も、ウェブで詳しい解説が出ています。
アメリカが関わる全ての戦争について展示されているので、それはそれは膨大でした。今回は日本が関わっている、第二次世界大戦の部分のみ記録します。
<目次>
1.悪の枢軸国
まず入口に、日本の東条英機首相、ドイツのヒトラー、イタリアのムッソリーニと共に「悪の枢軸国」の説明があります。南京大虐殺の写真なども展示されているようです(ネットでは見られますが、実物展示を見逃しました。)。
解説にはStrong belief in racial and ethnic superiorityとあり、日本のアジア圏での振る舞いも、ナチスの行為と一緒くたにまとめられていたのが印象的でした。
2.真珠湾攻撃
1941年12月7日に真珠湾攻撃があり、続く8日、フランクリン・D・ルーズベルト大統領は、議会から対日宣戦布の承認を受けます。続く12月11日に、ドイツとイタリアがアメリカに宣戦布告し、第二次世界大戦がはじまります。
(FDR大統領の議会演説の手持ち原稿が展示されているらしいのですが、これも実物展示を見逃しました)
3.ミッドウェー海戦
ミッドウェー海戦では、アメリカ側が大勝し一気に戦局が変わります。このことを「ミッドウェーの奇跡」と解説していました。
4.最終攻撃(The Final Blows)
最後に広島・長崎に原子爆弾を落とすことになり日本の降伏を迎えますが、昭和天皇・広島の被爆者・トルーマン大統領・米軍兵士などそれぞれの視点のコメントが描かれています。
終戦間際の神風特攻隊の解説もありました。
なお、原子爆弾を落とした「エノラ・ゲイ」と神風特攻隊が使用していた飛行機「桜花」はスミソニアン航空宇宙博物館ウドバー・ハジー・センターで展示されています。
nazekadcniimasu.hatenablog.com
神風特攻隊に関する詳しい解説は、ニューヨークのイントレピッド博物館で見ることができます。
5.日系2世兵士
真珠湾攻撃の直後から、日系人が大統領令により強制収容されてしまった中、アメリカ人として米軍で闘った日系人兵士についての展示がありました。
30,000人の兵士(ハワイの第100歩兵隊、ヨーロッパ戦線の442部隊)や6,000人の通訳・暗号解読士がいたそうです。