アメリカのお正月料理とは?
2024年は人生初の手作りおせちに挑みましたが・・・
近くに住むアメリカ人の先生が、アメリカのお正月料理を教えてくださると聞き、参加しました。
<目次>
1.豚肉(特に中西部、ペンシルべニア)
鶏が後ろ向きに進むこともあるのに対し、前に進む豚は前進のイメージを伴い、縁起がいいのだそうです。また、豚は慣習的に年末に処分されるので、流通的にも新年は豚が手に入りやすいとか。中西部にはドイツ人、ポーランド人、東欧出身者が多く、豚を食べる習慣はこれらの地域から持ち込まれたそうです。
私の担当ではなく、料理の上手な別の生徒さんが作ってくださったものをいただきました。とてもおいしかったです。
2.ブラック・アイド・ピーズ(アメリカ南部)
その名の通り、目玉のような模様のブラックアイドピーズは、幸運の象徴である豚肉とともに煮られた後に、ご飯と混ぜて「ホッピン・ジョン」という形でお正月に食べるのだそうです。このレシピは、奴隷として連れてこられた方々に起源があり、少なくても19世紀にはさかのぼるとのことです。
このブラック・アイド・ピーズは日常は食べないもので、お正月の縁起物的な位置づけとのこと。「日本で言うと赤飯かな?」なんて話していました。
今回はホッピンジョンにはせずに、煮物でいただきました。優しい味で日本人の舌にも馴染みます。これも他の生徒さんが担当されました。
3.コーンブレッド(アメリカ南部)
コーンブレッドは日常にもよく見かけますが、特に新年に縁起が良いとされるのは、ゴールド(金)を象徴するからだそうです。
こちらのレシピによると、新年のコーンブレッドは小麦粉を混ぜずに100%コーンで作るとのこと・・・
大きなスキレットでとても綺麗に焼けていて美味しかったです。こちらも他の生徒さんが担当されました。
4.コラードグリーン(Collard Green、アメリカ南部)
コラードグリーンは硬めの葉物野菜で、アメリカ南部のアフリカ系アメリカ人が食べていたことに起源のある野菜だそうです。緑色のものはドル紙幣の色と同じのため、金運上昇を願って新年に好んで食されるようです。
このレシピは2時間も煮るもので、この日は時間がなかったので1時間ほどで切り上げました。1時間煮ても全く崩れることのない、根性のある野菜でした。
(レシピはインターネットに載せていないものだったので割愛)
5.キングケーキ(アメリカ南部)
マルディグラというお祭りについては、先日別記事でも掲載しましたが、こちらを祝うキングケーキもいただきました。別の生徒さんが担当だったので、作っていただきました。